2012年08月25日

日本のキャラクター・ビジネス史_その2

前回から日本のキャラクター・ビジネス史についてのお話を
しておりますが、今回は、その第二弾として1961〜70年くらいの時代
のお話をしたいと思います。
1960年代は茶の間のカラーテレビ普及率が一気に高まっていく時代でもあり、
63年の初の国産アニメ「鉄腕アトム」の放送を皮切りに、
「おバケのQ太郎」「ゲゲゲの鬼太郎」「サザエさん」等もあいつで放送され、
まさにテレビアニメの黄金期を迎えることとなります。
又、漫画雑誌も次々と創刊され、漫画がようやく市民権を獲得し始めるのもこの頃。
日本におけるキャラクター・ビジネスもこの時期に
確立したといってよく、各テレビ局やアニメの制作会社、出版社等に
次々とライセンス窓口が設置されるようになります。
1964年あたりからは「商品化権」という言葉がビジネスで
使用されるようになり、66年には日本商品化権協会の前進となった
日本マーケティング協会も設立されます。
この時期のキャラクター・ビジネスの発想は
「最初にキャラクターありき」。
子供たちに人気のテレビアニメを中心としたヒーローたちを
いかに玩具や文具等の身近な商品に取り入れるか、というものであり、
同時に「キャラクターさえつければ、どんな商品でも売れる」の発想で、
短命な商品が氾濫していたのも事実なようです。

次回は日本のキャラクター・ビジネス史_その3として、
1971年〜80年くらいの時代のお話をしたいと思います。
乞うご期待下さい。

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ご意見・ご感想はお気軽にご連絡ください。
それでは又次回お会いしましょう。

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posted by Elec-FangTang at 14:15| Comment(0) | TrackBack(0) | ロゴマークビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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