少ししてみたいと思います。
戦後〜今日までの流れを大きく区分けし、
1946年〜60年くらいまでのお話。
キャラクター・ビジネスという観点からみればこの時期はいわば、
プロローグのようなもので、ビジネスとしてのフィ−ルドはほとんど確立されて
いなかったというのが実情です。
ただ、後の巨大なキャラクター・ビジネス市場を予感させるべく、
基本原型とも呼べるキャラクターが続々と誕生した、という点では
重要な時期と言えるでしょう。
この時代にメディアのかたちを決定的に変えたアイテムのひとつに、
"テレビ放送の開始"があります。
テレビ開始されたのが1953年で、受信契約台数が100万台を突破したのが1958年。
それ以前のメディアでキャラクターが登場可能だったのは、新聞や雑誌漫画ぐらいというのが実情でした。当時の国内キャラクターの特性としては、
「豊かさを象徴するアメリカ性キャラクター」とは異質な、
「鉄腕アトム」や「鉄人28号」、「月光仮面」といった「ヒーロー・キャラクター」が人気を得ていたと言われています。
又、広告から出てきたキャラクターも見逃せません。
不二家の"ペコちゃん"等の他、文明堂「カステラ一番」の猫のラインダンス等、
どんどんと身近で親しみやすいものへ変わっていきます。
その他にも、人気キャラクターは様々な分野から誕生し、映画「ゴジラ」の
公開による怪獣ブーム、「ダッコちゃん」ブーム等がそれを物語っています。
人気キャラクターは、漫画からだけでなく、映画からもCMからも誕生する…、これはのちのキャラクター・ビジネスの基本ともなっていく発想ですが、
この時期はまだまだ黎明期であるとも言えます。
次回は日本のキャラクター・ビジネス史_その2として、
1960年〜70年くらいの時代のお話をしたいと思います。
乞うご期待下さい。
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それでは又次回お会いしましょう。
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