2014年10月26日

色彩の登録商標事情について〜その1〜

今回は色彩の「商標事情」について、お話をさせて頂きます。
世の中には「商標登録」というものがあり、
要するに「これは我が社の独自の名称やノウハウなのだから、他社の真似は認めない」
といったニュアンスのものな訳ですが、
こららの解釈について、今後「音」や「色」についても含まれていくであろう、
という動きが日本国内でも出てきています。
"国内でも"と言ったのは、諸外国では「音」や「色」の商標の保護は
既に常識となっており、
イギリス、ドイツ、フランス、韓国、豪州等では、
音や色彩を商標として保護することができ、
更に米国では、味や香り・感触までも保護の対象となることもあるということで、
要するに、日本の現行の商標法は、一日の遅れがある、というところなのです。
そんな事情の中、今年の4月25日、
音や色などの商標登録を可能とする改正商標法が成立しました。
(今後、政令で指定される日(遅くとも2015年5月14日まで)に施行される予定です)。

それでは、「色」の場合、具体的にどのようなものを登録することができるのでしょうか。
産業構造審議会・商標制度小委員会での検討にあがった、
日本企業における海外での登録例を見ると、
例えば、文具メーカーのトンボ鉛筆は、米国にて
青・白・黒のトリコロールの色彩商標を受けています。
説明するまでもない消しゴムの「MONO」シリーズのカラーリングですね。
このように「あきらかになんらかの商品や技術等を連想させるカラーリング」は、
今後、「商標登録」の対象となっていく可能性が高くなります。

単色の場合はどうか、となると、やはりハードルはぐっと高くなるようですが、
これは「複数色以上の組み合わせの場合、無限のバリエーションが存在する」
ということの象徴例とも言えます。

次回、更に「色彩の商標登録事情の現状」等について、
お話を継続したい、と思います。

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2014年02月23日

「クール・ジャパン」とは

昨今、「クールジャパン」という言葉をたまに耳にすることはありませんか。どんな意味合いや方針のある言葉なのでしょうか。
「クールジャパン」とは、日本政府が「日本文化産業戦略」と称して推進する文化産業を中核にした国際戦略とのこと。
目的としては日本人に「日本の魅力」を「再認識・再評価」させ、文化産業によって経済的利益やソフトパワーを通じた外交上の利益を得るというものらしく、それと同時に、普遍性を持ちうる「わが国の価値観」を世界に発信するという目線もあわせ持つもの、と言われています。
2010年6月には経済産業省製造産業局に「クール・ジャパン室」が置かれています。同室では、日本の戦略産業分野である文化産業について、海外進出を促進し国内外への情報発信や人材育成を進める企画立案などを行っていくとのこと。
デザイン、アニメ、ファッション、映画などを今後の日本の経済成長を支える戦略分野の一つとしてして期待し、力を入れていこう、とうものです。
事業予算が配分されることには、事業者やクリエーターの側からは歓迎の声があります。しかし、ニッチともいえる趣味的な市場である関係上、外国を相手に受け入れられるものが何かは分からないと戸惑いが強く、また、児童ポルノ禁止法などの表現の自由を損なう傾向との葛藤、更には環太平洋経済連携協定(TPP)参加による著作権保護期間の伸長や法制度変更によって規制が強まれば、将来は自由奔放な表現ができなくなるのではないかなどの懸念も示されています。
駆け足での説明となりましたが、以上がクールジャパンに関しての、"公式"の見解です。
次回は、一般側からの視点による、クールジャパンについての考察について、更に掘り下げて行きたいと思います。

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2013年10月20日

キャラクター・ビジネスの今日的状況

今回は、キャラクター・ビジネスの今日的状況についてのお話を少しさせていただきます。
2012年のキャラクターの版権、商品化ビジネスの国内市場規模は、7年連続で減少し2兆3,075億円、そして、2013年もさらに微減となる、2兆2,800億円と予測されています。
キャラクタービジネス市場はグッズなどに関わる商品化権と、出版や作品に登場する版権に分類されるますが、2012年度の商品化権市場は1兆1,695億円(全体の50.7%)、版権市場は1兆1,380億円(全体の49.3%)でほぼ半々となっています。
これは近年、大ヒットと呼べるような動きをみせたキャラクターに乏しく、また人気の高い有力キャラクターも全体的に低調であったことが影響している様です。
幼児向けの特撮番組やTVアニメのキャラクターなどの定番キャラクターは安定した人気を保持していますが、近年好調だったトレーディングカードは減少の傾向にあります。また玩具以外のいずれの分野においても厳しい状況があり、前年度比でほぼマイナスと縮小傾向となっているのが実情です。
日本政府がいわゆる「クールジャパン」政策を指針として打ち出してから久しいですが、その具体的中身については、
未だ確固たる方針が定まった訳ではなく、暗中模索の部分も否めない状況下とも言えます。
次回からは、そのあたりのお話を少しずつ進めていきたいと思います。
乞うご期待下さい。

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2013年08月24日

日本のキャラクター・ビジネス史_その5

今号では、1990年代以降のお話を。
90年代に入ってすぐに思い出されるのは、「ちびまる子ちゃん」ブームでしょうか。「ちびまる子ちゃん」と双璧に人気がブレイクしたアニメとしては「クレヨンしんちゃん」が思い出されます。
"90年代らしいキャラクター"の総括は、今もって難しいところではありますが、ゲーム会社が関与するアミューズメント・パーク等の人気が花開いてきたのが、この時代。
ゲーム、アニメ、漫画等のいわゆる「オタク」カルチャーが、今日の世界を牽引するサブカルチャーのクール・ジャパンの先鞭を付け出したのが、世紀末から今世紀初頭にかけての特長ではないかと思われます。
アメリカを中心とした諸外国から輸入することで始まった日本のキャラクター・ビジネス業界ですが、近年は輸出することで、又、新たな局面を迎えることとなりそうです。
次回からは、趣向を少し変え、キャラクター・ビジネスの今日的状況について、お話をさせていただきたいと思います。

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2013年03月20日

日本のキャラクター・ビジネス史_その4

今号では1981年〜90くらいの時代についてお話します。
80年代に入るとキャラクターが登場するチャンスは、従来の玩具やファンシー雑貨にとどまらず様々なところに広がっていったのが特徴です。
自分の中で印象深い感があるのは、ファミコンの登場による「マリオ」キャラクター。マリオブームは、ゲーム・キャラクターという新たな分野を確立するすべての契機であるように思われますし、
又、サントリーの缶ビールのCFから誕生したペンギン・キャラクター(『スウィート・メモリーズ』として映画化もされている)も、あげられます。このペンギン・キャラクターの特長は、ビールという大人の嗜好品のためのキャラクター設定、というところが当時斬新でした。キャラクター商品の概念が「子供のためのもの」という前提を打ち破り出したのも、このころでは、と思われます。
その後、80年代後半から日本はバブルに突入。
次回は日本のキャラクター・ビジネス史_その5として、
1991年以降くらいの時代のお話をしたいと思います。
乞うご期待下さい。

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2013年01月22日

日本のキャラクター・ビジネス_その3

前回からしばらく日本のキャラクタービジネス史についての話を続けております。
今回は1971〜80年頃の時代のお話を。
テレビ・アニメのキャラクター人気が一段落し、その後継とも言うべきこの時代の
象徴的な商品の一つに「ファンシー商品」があります。
それまでの「正義の味方」的なヒーローから、
人気キャラクターの定義は可愛らしいファンシーなスターまでにも拡大されたとも言ってもよく、
1972年にソニー・クリエイティブがファンシー・ビジネスを開始し、
73年にはご存知サンリオが登場。74年には「ハローキティ」、「パティ&ジミー」の発表で、
本格的な和製ファンシー・キャラクターの誕生しました。
それまでのテレビ・アニメやコミック雑誌のヒーローではない、新しい形のキャラクターの誕生。
この頃に様々に登場したファンシー(カワイイ)の発想は、
今日の日本のサブカルチャーの象徴の根源とも言っても過言ではなく、
当初、アメリカの匂いがした「ファンシー商品」は日本的にアレンジされながら、
やがて日本のキャラクター・ビジネス市場の一分野を担ってゆくこととなります。

次回は日本のキャラクター・ビジネス史_その4として、
1981年〜90年くらいの時代のお話をしたいと思います。
乞うご期待下さい。

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2012年08月25日

日本のキャラクター・ビジネス史_その2

前回から日本のキャラクター・ビジネス史についてのお話を
しておりますが、今回は、その第二弾として1961〜70年くらいの時代
のお話をしたいと思います。
1960年代は茶の間のカラーテレビ普及率が一気に高まっていく時代でもあり、
63年の初の国産アニメ「鉄腕アトム」の放送を皮切りに、
「おバケのQ太郎」「ゲゲゲの鬼太郎」「サザエさん」等もあいつで放送され、
まさにテレビアニメの黄金期を迎えることとなります。
又、漫画雑誌も次々と創刊され、漫画がようやく市民権を獲得し始めるのもこの頃。
日本におけるキャラクター・ビジネスもこの時期に
確立したといってよく、各テレビ局やアニメの制作会社、出版社等に
次々とライセンス窓口が設置されるようになります。
1964年あたりからは「商品化権」という言葉がビジネスで
使用されるようになり、66年には日本商品化権協会の前進となった
日本マーケティング協会も設立されます。
この時期のキャラクター・ビジネスの発想は
「最初にキャラクターありき」。
子供たちに人気のテレビアニメを中心としたヒーローたちを
いかに玩具や文具等の身近な商品に取り入れるか、というものであり、
同時に「キャラクターさえつければ、どんな商品でも売れる」の発想で、
短命な商品が氾濫していたのも事実なようです。

次回は日本のキャラクター・ビジネス史_その3として、
1971年〜80年くらいの時代のお話をしたいと思います。
乞うご期待下さい。

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2012年06月23日

日本のキャラクター・ビジネス史_その1

今回より数回、日本のキャラクター・ビジネス史のお話を
少ししてみたいと思います。
戦後〜今日までの流れを大きく区分けし、
1946年〜60年くらいまでのお話。
キャラクター・ビジネスという観点からみればこの時期はいわば、
プロローグのようなもので、ビジネスとしてのフィ−ルドはほとんど確立されて
いなかったというのが実情です。
ただ、後の巨大なキャラクター・ビジネス市場を予感させるべく、
基本原型とも呼べるキャラクターが続々と誕生した、という点では
重要な時期と言えるでしょう。
この時代にメディアのかたちを決定的に変えたアイテムのひとつに、
"テレビ放送の開始"があります。
テレビ開始されたのが1953年で、受信契約台数が100万台を突破したのが1958年。
それ以前のメディアでキャラクターが登場可能だったのは、新聞や雑誌漫画ぐらいというのが実情でした。当時の国内キャラクターの特性としては、
「豊かさを象徴するアメリカ性キャラクター」とは異質な、
「鉄腕アトム」や「鉄人28号」、「月光仮面」といった「ヒーロー・キャラクター」が人気を得ていたと言われています。
又、広告から出てきたキャラクターも見逃せません。
不二家の"ペコちゃん"等の他、文明堂「カステラ一番」の猫のラインダンス等、
どんどんと身近で親しみやすいものへ変わっていきます。
その他にも、人気キャラクターは様々な分野から誕生し、映画「ゴジラ」の
公開による怪獣ブーム、「ダッコちゃん」ブーム等がそれを物語っています。
人気キャラクターは、漫画からだけでなく、映画からもCMからも誕生する…、これはのちのキャラクター・ビジネスの基本ともなっていく発想ですが、
この時期はまだまだ黎明期であるとも言えます。

次回は日本のキャラクター・ビジネス史_その2として、
1960年〜70年くらいの時代のお話をしたいと思います。
乞うご期待下さい。

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2012年04月22日

今後も乞うご期待下さい。

日頃よりご愛読を頂き、ありがとうございます。
今後も、あらゆるロゴデザインやキャラクターデザインの
お話を、1つずつ、していきたいと思っております。

今、まとめていることに、
主に以下の内容があります。

●キャラクター導入においての
ターゲット・目的別の制作事例(キャラクター)
●CIによる新ロゴ導入企業のその後(ロゴ)
●中小・零細企業における新規又はリニューアルロゴ導入事例(ロゴ)
●実際導入企業・店舗の活用例(キャラクター)
●キャラクタービジネス先進国・アメリカ事情(キャラクター)
●イメージアップのためになすべき事(ロゴ)
●イメージアップのためになすべき事(キャラクター)

等を、1つずつ公開していきます。
今後とも、ご愛読の程、宜しくお願いいたします。


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2012年02月25日

実際の活用事例に見るキャラクターデザイン例(その2)

今号では最近とみに増えている、全国の町おこし・村おこし等に根ざした
いわゆる「ご当地キャラ」についての話をさせていただきます。
このメルマガでも、あらゆる団体のPR手段としての
キャラクターの有効性について様々に説いてまいりましたが、
中でも、近年その有効性が顕著に発揮されている分野のひとつが、
この「ご当地キャラ」キャラの分野といえます。
この「ご当地キャラ」設定、
近年では滋賀県の"彦にゃん"あたりから知名度を持つようになってきましたが、
言うまでもなく最近始まったものではなく、
どこの地域・自治体等でも結構昔からやっているところが実は多かったりします。
それでは何故、近年特に「ご当地キャラ」に脚光が当たるようになったかと言えば、
「ご当地キャラ」と共に「ゆるキャラ」のブレイクも関係がありそうです。
「ゆるキャラ」とは、「ゆるいマスコットキャラクター」を略したもので、
実際確立された定義があるものではありませんが、
「なんとなくほんわかとした、シンプルで単純なビジュアル」で「それがカワイさにつながっているもの」というケースが多いようです。
何故民間企業や製品のキャラクターに比べて、ご当地キャラにこの「ゆるキャラ」系が多いかとなると、一般からの公募のケース等が少なくなく、決定作品のクオリティがプロ的な
目線でとらえた場合決して高くなく、その結果が「ゆるキャラ」となっている場合も、ままあるようです。
ようするにキャラクター戦略としての重要な要素の1つして、
「市場のトレンドを見込んだビジュアル&コンセプト設定」が必要である、ということが改めて認識されているのではないでしょうか。
世間の「ゆるいキャラニーズ」を見込んだ、それらを反映したPR戦略が、
各地域や自治体でも強く意識されている、とも言えるでしょう。
次回も、キャラクタービジネスシリーズで続けてまります。

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